実践
クリック単価の算出方法
月間売上目標が10件で、CVR(ConVersion Rate)が1%、CTR(Click Through Rate)が5%の場合
CVRが1%=1件獲得に100クリック必要
⇒10件獲得するには1000クリック必要
⇒予算が10万円だとしたら、10万円/1000回=100円
となり、1クリック100円までなら入札可能となる。
それを満たすためのインプレッション回数は、
CTRが5%=1クリックに20インプレッション必要
1ヶ月あたり20回x1000回=20,000回
となり、20,000回以上検索されるキーワードへの広告出稿が必要である。
First Page Bid
「First Page Bidを下回る」と表示されたら、単価を上げることよりも、まずはキーワードと広告文の関連性、広告文の最適化、ランディングページの最適化を優先するべき。
ただし、あまりにも予定していたクリック単価とFirst Page Bidがかけ離れている場合は、キーワードを再度検討する必要がある。
入札単価シミュレーション
入札単価を変更した場合の、クリック数、金額、表示回数、上部表示回数、の予想数値を教えてくれる。
売れるキーワード
例)一眼レフになんとなく興味を持っていた人の検索
「一眼レフとは」⇒「canon EOS KISS 価格 格安」
例)同窓会にどんな服装で行くかを検索
「同窓会 服装」⇒「ワンピース UNTITLED」
このように検索キーワードは、ユーザーが興味を持ちはじめてから購買行動に到るまで、曖昧なキーワードから具体的なキーワードに変化する。
もちろん、購買意欲が高いユーザーは高いCVRが期待できる。
具体的なキーワード、つまり「あと一歩で購買に至るキーワード」を選定することが大事である。
キーワードの3つのタイプ
※()内はGoogleでの呼び方
・案内型(Goクエリ)
「Softbankカスタマーセンター」「楽天」
・情報型(Knowクエリ)
「腰痛 寝方」「結婚式 マナー」
・取引型(Doクエリ)
「レストラン 予約」「Mac 修理」
当然ながら最もCVRが高いのは「取引型」である。
集客、売上をアップさせるためには「取引型キーワード」をいかに見つけるかが成功の鍵を握っている。
検索回数は重要か
重要ではあるが、狙うキーワード次第。
例えば、
「腰痛 原因」22,000回
「腰痛 整体」880回
では後者の方がビジネスにつながりやすい。
検索回数だけにとらわれると、無駄なクリックにより無駄な広告費の出費につながってしまう。
アカウント設計
キーワードをニーズ毎に大分類、小分類にグループ分けするとよい。
それをそのまま、大分類=キャンペーン、小分類=広告グループ、にする。
例)
大分類「ブランド別」
小分類「ナイキ」
キーワード「スニーカー ナイキ」
大分類「ブランド別」
小分類「アディダス」
キーワード「スニーカー アディダス」
例)
大分類「激安」
小分類「激安 メンズ」
キーワード「スニーカー 激安 メンズ」
大分類「激安」
小分類「激安 レディース」
キーワード「スニーカー 激安 レディース」
競合サイトのチェック
競合サイトのmetaタグのkeywordを見ると、そのサイトがどんなキーワードで上位表示したいのかがわかる。
自社では想定できなかったキーワードが見つかるかもしれない。
そのキーワードをキーワードプランナーで調べてみるとよい。
(キーワードプランナーで競合サイトのURLを指定して、候補を取得してもいいでしょう)
descriptionに検索キーワードが含まれている場合は、太字で表示されるのでクリックされやすくなる。
1つのキーワードに1つの広告文
広告文でいろいろなことを伝えようとするとクリック率が悪くなってしまう。
1つのキーワードに対して1つの広告文をつくるようにするべき。
広告表示オプション
広告表示オプションを追加することで、ユーザーに提供する情報量が増える。
例えば、サイトリンク表示オプションならリンク先を増やすことができる。
ぜひ設定しましょう。
「キャンペーン」⇒「広告表示オプション」⇒「表示」
で設定可能な広告表示オプション一覧が現れる。
※広告表示オプションは設定したからといって必ず検索結果に表示されるわけではない。キーワードの品質スコアが極めて高いなど、ある条件を満たすと表示されるが、Googleは条件の詳細を公表していない。
曜日や時間の指定
キャンペーンの設定でタイプが「標準」だと設定することができない。
「すべての機能 」にすると、「広告のスケジュール」タブが表示され、設定が可能となる。
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