「エンジニア 55歳からの定年準備」の感想・忘備録

書籍「エンジニア 55歳からの定年準備」のまとめ。

点数

74点

感想

定年後は時間を自由に使い、ほどほどに稼ぐことができるようなろう、という内容だった。 フリーランスにも同様のことが当てはまると思う。

主な内容

  • 生活レベルを下げて支出を減らす
  • 労働は短時間で効率良く
  • 給与や内容にこだわらずに、まずは実績を積む
  • 常に広く浅く情報収集し、将来不要になる技術と必要になる技術を整理する

定年後の給料

定年後に稼ぎたい金額と実際に稼げる金額に乖離が生じている。定年後は給料がピーク時より下がることは受け入れたとしても、定年直前の水準から半減するとなると抵抗を感じる人は多い。転職市場では人に値札が付いているのではなく、仕事に値札が付いていることを思い出してほしい。

給料にこだわるのではなく「まずは稼ぐ実績を積むこと」が大切。実績を積みながら雇用主や顧客との信頼関係を深め、自分が担当する仕事を増やしていくことに挑戦するべきである。仕事ができると証明されれば、賃金の交渉ができるかもしれないし、実績を持って他の仕事に挑戦できるかもしれない。

ホワイトカラーとブルーカラー、どちらの仕事を希望するか

定年前後の年代はホワイトカラーの仕事を好む傾向がある。これはブルーカラーよりも高給で体力的にも楽である、というの誤解によるものである。実際、定年前後の求人はブルーカラーの仕事が圧倒的に多い。

また、給料は労使間の需給の関係で決まるため、人材不足であるブルーカラーの給料は上昇傾向にあり、ホワイトカラーは低下傾向である。定年後にどのような仕事に挑戦するかを考えるとき、この現実は抑えておく必要がある。

リビングを仕事場にしてはいけない

定年後に在宅勤務を始める人は、リビングを仕事にするべきではない。家族に余計なストレスを与え、家庭の人間関係を悪くすることがある。長居できるカフェなど、もう2,3カ所仕事場をつくるべき。

ただし、これは思いのほか容易ではない。身だしなみを整えたり、寒い日や雨の日に外出することは億劫であり、ついついリビングに棲みついてしまう。しかし、それは失敗の始まりである。実際に、リビングを仕事場にしたままで継続できた人は少ない。それだけ家族にとってリビングは重要な場所なのだろう。

長時間労働

長時間労働の原因は人不足よりも、会社の社風や制度、評価方法に原因がある。残業している部下を過大評価する上司はまだまだ多い。要領がよく仕事の速い部下が定時に帰ろうとしたときに、他の社員を手伝わないことを「協調性がない」と評価してしまう上司もいるかもしれない。

再就職した会社が長時間勤務を容認している場合、生産性の高い働き方に挑戦するか、社風に迎合して長時間労働をするのか、深く考える必要がある。

人脈

企業で働いているうちから、自分の会社以外に人脈を持つことが有効である。ハードワーク型の仕事人間で、残業の山を築いてきたタイプには社外人脈は少ないものだ。定年を意識し始めたら、社外人脈を求めることを勧めたい。

そのためには仕事を抱えすぎず、働く時間にも余裕を持てるような工夫をしてみてほしい。出張や取引先への訪問を増やすのもいい、趣味や習い事に積極的に挑戦するのもいいだろう。


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