「Google AdWordsで集客・売上をアップする方法」の感想・備忘録1

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書籍「Google AdWordsで集客・売上をアップする方法」のまとめ。

点数

74点

感想

定年後は時間を自由に使い、ほどほどに稼ぐことができるようなろう、という内容だった。フリーランスにも同様のことが当てはまると思う。

主な内容

  • 生活レベルを下げて支出を減らす
  • 労働は短時間で効率よく
  • 給与や内容にこだわらずに、まずは実績を積む
  • 常に広く浅く情報収集し、将来不要になる技術と必要になる技術を整理する

基本

Yahoo!プロモーション広告

日本での検索エンジンのシェアはYahooとGoogleで9割以上を占めている。
ビジネスチャンスを拡大するためには、AdWordsとYahooプロモーションを両方運用することが重要になってくる。

本書ではAdWordsの運用方法を解説しているが、基本的な構造はYahooプロモーションも似ている。AdWordsをマスターすればYahooプロモーションも使いこなすことできるでしょう。

コンバージョントラッキング

「運用ツール」⇒「コンバージョントラッキング」⇒「+コンバージョン」ボタン

「計測期間」を設定すると、広告がクリックされてから設定期間以内のコンバージョンが対象となる。
「値」はコンバージョンに金銭滝な価値を付与することができる。例えば「問い合わせ完了したユーザーの50%が商品を購入する場合、金額が10000万円であればコンバージョンの価値は5000円とする」のように自由に設定できる。

「保存して次へ」をクリックするとJavascriptのコードが発行されるので、お問い合わせフォームの完了画面などのbodyタグ内に貼り付ける。

検索連動型広告とディスプレイ広告

検索連動型広告はGoogleの検索結果に表示される。
設定によって、検索パートナーと呼ばれる提携ポータルサイトに表示させることもできる。
livedoor,Goo,BIGLOBEなど。

ディスプレイ広告はYoutube,Gmail,アメブロなど提携数百万以上のサイトに広告を掲載できる。関連性が高い場合に自動的に広告が表示されるが、その判断はあくまでGoogleが行う。設定によって特定のサイトやページを指定することが可能だが、運用方法を誤るとアクセスは増えても売上が上がらないという結果になってしまう。

キーワード

キーワードマッチ

何も指定しない場合は、部分一致になる。
部分>絞り込み>フレーズ>完全、の関係である。

部分一致

ワードの順番は関係ない
類義語や関連語句、表記のゆれ(ダイヤモンドとダイアモンド、カバンとバッグとリュック)などに対しても表示される。
部分一致を利用すれば、登録していなかった検索ワードでも表示されるので、意外なキーワードで集客できる可能性がある。
一方、狙っていないキーワードでも表示されるため、無駄な広告費を払うことになる場合がある。

・「旅行 かばん」の場合に表示される検索ワード
「旅行 リュック」
「トラベル かばん」
「かばん 安い 旅行」

完全一致

ワードの順番も関係ある
変換ミスや、省略形、漢字・ひらがな・カタカナの違いなどがあっても、同じキーワードであると判断された場合は表示される。

・「[旅行 かばん]」の場合に表示される検索ワード
「旅行 かばん」
「旅行かばん」

※「かばん 旅行」「旅行 かばん 海外」は表示されない
※「旅行かばん」と間のスペースがない場合でも表示される

フレーズ一致

ワードの順番も関係ある。
完全一致+類似パターン
完全一致よりも広く部分一致よりも狭い。

部分一致だと「旅行 予約」などでも表示されてしまう可能性がある。フレーズ一致であれば、必ず「旅行 かばん」を含み、なおかつそれ以外のワードを含んでいても表示させることができる。

・「”旅行 かばん”」の場合に表示される検索ワード
「旅行 かばん 軽い」
「軽い 旅行 かばん」

※「旅行 女性 かばん」のように間に違うワードが入った場合は表示されない

絞り込み部分一致

部分一致のキーワードを拡張させたくない場合に+記号を付ける。絶対的なワードが1つある場合に効果的。

「+観葉植物 通販」とすると「観葉植物 プレゼント」「観葉植物 お祝い」などで表示される。

・「+旅行 かばん」の場合に表示される検索ワード
「旅行 リュック」

広告ランク

広告ランクとは

広告ランク=入札価格x品質スコア

入札価格だけで判定すると予算が豊富にある企業が有利になってしまうことから、広告ランクという仕組みが導入されている。
(広告ランクはYahooプロモーションでは品質インデックスと呼ぶ)

・広告主A
入札価格:30円、品質スコア:4
・広告主B
入札価格:50円、品質スコア:2
・広告主C
入札価格:20円、品質スコア:7

この場合広告ランクは120:100:140となり、掲載順位はC-A-Bの順になる。

実際に支払う金額

(次に掲載されている広告のランク/自分の品質スコア) + 1円

1クリックあたりの広告費は、他の広告のランクによって決定される。
上の例の場合、C社は(120/7)+1で18円となり、A社は(100/4)+1で26円となる。

単価アップは最終手段

入札単価のアップは、広告ランクを素早く上げるためには効果的だが、顧客獲得コスト(CPA:Cost Per Acquisition)を考えるとお勧めできない。
できるだけ品質スコアを改善に注力し、単価アップは最終手段としましょう。

上の例でB社が入札価格を100円にすると、広告ランクは200となり順位が1位となる。しかし、クリック単価は(140/2)+1で71円と他社の3,4倍になってしまう。

品質スコア

Googleは品質スコアの詳細な算出方法を公開していないが、何をチェックしているかは公表している。(下記リスト)

  • キーワードのクリック推定率
  • 表示URLの過去のクリック率
  • アカウントの過去のデータ(アカウント全体のクリック率)
  • リンク先の品質
    ⇒リンク先の広告との関連性、ユーザビリティ。
  • キーワードと広告の関連性(キーワードと広告文の内容)
  • キーワードと検索語句の関連性
  • 地域別の掲載結果(指定した地域のクリック率)
  • サイトでの広告掲載結果
    ⇒ディスプレイネットワーク広告が掲載されているサイトのクリック率
  • ターゲット端末
    ⇒掲載している端末のアカウントのクリック率や関連性

改善しやすいのは「クリック率」「リンク先の品質」「キーワードと広告の関連性」である。
この3つの中でもクリック率が特に品質スコアに大きく影響する。

掲載順位は品質スコアに関係ない。
もし関係があったら「掲載順位が低い限りクリック率が上がらず、品質スコアが下がる」が成り立ってしまう。

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