概要
ホームページなどのアクセスログに、異なる端末からのアクセスなのに同じグローバルIPアドレスが記録されることがある。
これはNATと呼ばれる仕組みで、家庭や企業のルーターでプライベートIPアドレス↔︎グローバルIPアドレスの変換が行われ、同一LAN内からインターネットへのアクセスはすべて同じグローバルIPが使われるものである。
しかし、最近は異なる家庭や企業からのアクセスでも同一グローバルIPとなることがある。
これはキャリアグレードNAT(CGNAT)と呼ばれる仕組みによるものである。
キャリアグレードNAT(CGNAT)
プロバイダがNATを実施することで、1つのグローバルアドレスをプロバイダ利用者間で共有する仕組みをキャリアグレードNAT(CGNAT)という。
日本のプロバイダではOCNがキャリアグレードNATを利用している。
そのため、OCN利用者からのアクセスは、異なる家庭や企業のネットワークからのアクセスであってもグローバル同じIPアドレスになることがある。
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