「個人開発をはじめよう!」の感想・備忘録2

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「個人開発をはじめよう!」の感想・備忘録1の続き

サブドメインでツール型サービスを作る

  • ユーザーの投稿が中心となるサービスでは、コンテンツがないとサービスが死んでしまう。
  • ツール型のサービスであれば、誰も使っていなくても有用性に影響はなく、時間をかけてユーザーが増えるのを待つことができる。
  • サービスをサブドメインで始めれば、費用がかからずドメイン切れの心配もない。

MLBオープンデータRetrosheet

成功例

  • ある個人開発者は14年目で月収100万円を達成した。
  • 収益は全て広告収入であり、月収と全サービスの月間合計PVは以下の推移であった。
    • 10万円: 29万PV
    • 20万円: 48万PV
    • 30万円: 70万PV
    • 40万円: 267万PV
    • 50万円: 282万PV
    • 60万円: 339万PV
    • 70万円: 440万PV
    • 80万円: 444万PV
    • 100万円: 422万PV
  • ランニングコストはAWS, GCP, VPS, レンタルサーバ15台, ドメイン10個、で2,3万円/月。
  • ユーザー投稿型サービスは全て失敗した。
    放置してもユーザーは増えないし、無名で予算もないので集客ができなかった。
  • 便利ツールを作るようになってからは、放置していてもPVが増えていった。
  • 「こういうのがあったら便利なのに」というツイートをサービス化したら反応がよかった。
    「作ってみました」と返信すれば、ほぼ間違いなく広めてくれる。
  • 無料のプレスリリースを送信しまくったら採用されて記事にしてくれたこともあった。
  • 自分が得意なジャンルで戦うのがベストである。
    詳しくない分野で儲かるだろうと狙って作ったものは全部失敗した。

成功例システム編

  • 綺麗なドキュメント、イケイケの技術、美しいコード、大規模サービスの知見、仕様変更に柔軟な設計、などはただの自己満足であり意味がなかった。
    シンプルな作りでスピード重視という開発スタイルに自然と変化していった。
  • 企業での開発では共通処理をどうするか、インターフェースの意識合わせ、仕様決定待ち、などがあるが、個人開発ではそれらがないので生産性を高めることができる。
  • 保守の発生要因は老朽化と外部連携である。
    外部連携は、例えば使用しているAPIの使用が変わったというケースである。
    そこで、本当に必要か吟味して慎重に技術を採用するようになった。
  • 世の中に出回る技術情報はほとんどがチーム開発が前提であったり、保守やコストの観点が抜け落ちているため、個人開発にとってはオーバースペックである。
  • AWSなどのクラウドも魅力的に見えるが、個人で運営するには料金が高いため、安いVPSで十分と判断することが多い。

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