Linuxのディストリビューション一覧・比較 2025

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概要

CentOSのサポート終了以降、Linuxのディストリビューションの種類を忘れてしまうことが多いので一覧表・比較表をメモ代わりに残しておく。

CentOSの後継としてはRocky LinuxとAlma Linuxが人気がある、2つの違いはほぼない。

ディストリビューション一覧

Red Hat系

ディストリビューション名開発者無償利用長期利用デスクトップ利用サーバ利用
Fedoraコミュニティ
Red Hat Enterprise Linux
(RHEL)
Red Hat社
※ 商用利用は有償
CentOS streamコミュニティ××
Rocky Linuxコミュニティ
Alma Linuxコミュニティ

Debian系

ディストリビューション名開発者無償利用長期利用デスクトップ利用サーバ利用
Debian GNU/Linuxコミュニティ
UbuntuCanonical社
Lubuntuコミュニティ×
Linux Mintコミュニティ×

各ディストリビューションの特徴

Red Hat系

Fedora

  • コミュニティによって開発されていて、Red Hat社に支援されている。
  • デスクトップ向けのFedora Workstationとサーバ向けのFedora Serverがある。
  • 無償かつ先進的なソフトが導入されるため、個人には人気があるが企業はあまり使わない。
  • 半年ごとに新バージョンがリリースされるため、長期利用には向いていない。

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)

  • Red Hat社が開発している企業向けディストリビューション。
  • 個人利用は無償だが、法人利用はサブスクリプション契約が必要。
  • Fedotaの成果を取り込むので、安定したソフトウェアだけが採用される。
  • 長期サポートが約束されていて、バージョンアップも数年に一度のゆっくりペース。

CentOS stream

  • CentOSは2021年にサポートが停止され、RHELの開発版に近いCentOS streamが提供されるようになった。
  • 次々と新バージョンがリリースされるため、長期利用には向いていない。

Rocky Linux

  • 従来のCentOSに近い、長期サポートが得られるRHEL互換ディストリビューション。
  • CentOSの開発者によって2020年に開始された。

Alma Linux

  • Rocky Linuxと同じく、従来のCentOSに近いディストリビューション。
  • 開発元であるCloudLinux社がコミュニティを支援している。

Debian系

Debian GNU/Linux

  • コミュニティによって開発され、フリーソフトのみで作られているディストリビューション。
  • サーバ、クライアントどちらの用途でも利用できるが、初心者には難しい。

Ubuntu

  • Canonical社によって開発されている、Debianから枝分かれしたディストリビューション。
  • デスクトップ版とサーバ版があるが、デスクトップ用途として人気がある。
  • 半年ごとに新バージョンがリリースされるが、2年ごとにLTS版がリリースされるので長期利用にも向いている。

Lubuntu

  • Ubuntuから枝分かれした多数のディストリビューションのうちの1つ。
  • 軽量なデスクトップ環境LXQtを採用していて、Ubuntuよりも軽い。

Linux Mint

  • DebianとUbuntuをベースとしたディストリビューション。
  • 家庭用としてはUbuntuの次に人気がある。

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